フリー音源という素材

フリーという言葉は、ある意味、キーポイントになるでしょう。インターネット時代であれば、なおさらと言えます。インターネットの基本は、情報の共通であり、それがあるからこそ、知っている人が情報を公開し、それを取得する楽しみもあります。パソコンのことで疑問が起こり、それを質問し、知っている人からの回答得られるQ&Aサイトがあるのも、インターネットの主要用途を鑑みたことからでしょう。けれども、フリーというものが、著作権と商用音源を鑑みた場合、重要な問題を有しています。つまり、コピーした楽曲をインターネット上で、フリーで公開するなどです。
もしかしたら、楽曲などをコピーし、それを商用でなければ、ホームページで公開しても問題ないだろうと思っている人がいるかもしれません。しかし、著作権法においては、商用ばかりでなく、公にすることも禁止となっています。したがって、商用でなくても、自分で楽しむ以外の目的であれば、コピーしたものをフリーで公開することも禁止となっています。しかし、デジタル音楽形式でコピーしたファイルは、非常に利便性があり、現在の大容量時代では、電子メールの添付ファイルとして、容易に送ることができます。その場合、メールの送信過程が公に当たるかということですが、これが私的目的であれば、問題ないようです。ただし、送った相手が、ホームページで公開したり、あるいは、再度コピーをしたものを公で流したりなどすれば、著作権法違反となるようです。
今の時代であれば、インターネット環境を有している人の多くが、ホームページやブログを持ち、なおかつ、複数ものを運用しているケースもあり得るでしょう。もっと人を呼び込みたいとコピーした音楽ファイルを公開したいと思うでしょうが、それは著作権違反に当たります。何か、公開に近いような方法があるのでしょうか?それに一番近いものは、音楽プロダクションなどが、リンクを公開している音楽動画、あるいは、ファイルなどを掲載することでしょう。多くは、楽曲全てを公開していることも少ないですが、音楽プロダクションが正式に認めたもので、誰でも利用できるようになっているので、著作権と商用音源の関係を念頭にしなくても、許可を取ることなく、利用できます。もちろん、必ずしも好きな曲があるとは限りませんが、ホームページやブログに工夫を凝らす一手段になることは、間違いのないことのように思います。.それこそ、正式に認められたフリーの音楽素材の利用方法です。

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